まっとうなダイエット法…!?：駄目オヤジの遺言〔by 心如〕：So-net blog

	ブログをはじめるログイン

　『うおつか流　あぶないニッポンで安全に暮らすためのヒント100』（魚柄仁之助/㈱日貿出版社）を下関図書館で借りました

作者: 魚柄仁之助
出版社/メーカー: 日貿出版社
発売日: 2007/03
メディア: 単行本

（22頁から引用）

　まっとうなダイエット法

　もう百年以上も昔の、米国でのお話です。アメリカン・ドリームそのもので大富豪となったフレッチャーというかたがおった。大富豪だからごちそうが多く、大肥満へ、とお定まりのコースですね。しかし、太り過ぎのため、生命保険を断られ、「こりゃイカン」といろいろな治療を受けてみたが、一向に体重は減らない。そんなとき「食べ物をよく噛んで食べると健康になれる」ということを他人から聞いたので実行してみた。なんと、一口入れたら八十回くらい噛んでおる。八十回も噛めばどんな食べ物もドロドロになるし食事時間も三十分はかかる。
　こんな食生活を四か月続けたところ、体重九十四キロが七十三キロに、ウエスト百五十センチが九十ニセンチなってんですね。
　フレッチャーさんに言わせると、一回に食べる量が以前の三分の一以下で満腹感に達したそうだ。そのうえ、一日三食が二食で済むようになった。体調はよくなり、仕事の能率も向上し、あまり疲れを感じなくなった。また、食べ物の好みにも変化が生じております。肉類はよく噛んでるうちに不快な味を感じるのでだんだん避けるようになったが、野菜は噛んでいるうちにうまみが増すので大いに食べるようになった。
　この、ただひたすら噛むという何のヘンテツもない食べ方が、本当は最も優れたダイエット法なのですな。太っている人の食事を見ていると、得てして早喰いである。人間が満腹感を感じるのは脳の中にある満腹中枢ですが、そこが「満腹である」と感じるためには血中糖分が高まらなければならない。普通、食べ始めてから二十～二十五分たたないと血糖値がそのレベルにならないそうだ。だから、早喰いしてると必要な量はすでに胃に入ってるのに、脳は満腹を認識できない。だからつい食べすぎる、といったメカニズムなんですね。そして、もう一つ言えることは、よく噛むか噛まないかで、味の感じ方が異なるということだ。白いご飯をニ、三回噛んだだけでは、ほとんど甘味は感じないが、十～二十回噛むと、えらく甘さを感じる。どんな食べ物でも、噛むほどにだ液アミラーゼと反応して味を強く感じるようになるから、濃く味付けしたもの、一口、口に入れるだけでうまみがパーッと広がるようなシモフリ肉などは、噛んでるうちに気持ち悪くなり、やがて食べなくなる。つまり、ダイエットしたければ、軟らかくて味が濃い食べ物を早喰いするのがイカンのだということです。ちなみにダイエットに成功した米国のフレッチャーさん、その後はフレチャーイズムという講演会でまた稼いだんですと。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝（引用終り）

　妻に言わせると、

　「お父さん、本当にご飯を噛んでるの？」

　と思うほど、私は早喰いなのだそうです

　この本に書かれていることが事実なら、ご飯の食べ方を変えないといけません

　子どもの頃から、ご飯を食べるのは早かったのです

　長年の悪い癖を直すのは、難しいと思いますが、

　ゆっくり、よく噛んで食べるように気をつけましょう

　皆さんは、ご飯を何回ぐらい噛んでいますか？