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温室ガス削減 新時代だそうだ [雑感]

 讀賣新聞 2011年12月28日、論点より

論点 20111228.jpg

 「国の責任 使用者へ転換」とはどういう意味かと思えば、二酸化炭素の排出限度量を決め、限度量以上は排出できないようにする。そして、限度量を使用する者から使用料をとるべきだと言うのです。

 こんな馬鹿げた話をよい大人が本気でしているとしたら世も末だと言わざるを得ません。

過去2000年の気候変動.jpg
 まず、1850年ころの地球の平均気温は、小氷期(Little Ice Age)の終わりにあたります。今と比べて寒冷で当然なのです。どこかの阿呆が、過去1300年の地球の平均気温は一定だったと言ったようです。でも、その話がそもそも大嘘なのです。その嘘を真に受けて、気候の温暖化は地球の危機だと言うこと自体があまりにも非科学的なのです。こんなバカげた話を、多くの科学者が黙認しているのは許し難いと思います。

 いま現在の地球は、1400年から1850年ころまで続いた小氷期から、少し温暖な気候に回復しつつあるのです。だから、100年間で0.5~0.6℃くらい温暖化したとして、何の不思議もないのです。この事実を、気象学者や気候学者はわかっていて隠しているようです。
 地球が温暖化していると騒いで、このままでは大変なことになると脅せば、自分たちの存在価値を国民に認めてもらえ、研究資金がいくらでも手に入るのです。だからと言って、こういうインチキを公然とやっていれば、嘘がいつかばれます。そのとき、科学とはいかにいい加減なものかという話にならざるを得ないと思います。そうなれば、科学者は社会の寄生虫に過ぎないということが露見するのです。

 人類が利用可能な化石燃料を、すべて使い果たしても、二酸化炭素濃度の増加だけで、地球の平均気温を2℃も上げることは不可能だと思われます。その前に、利用できる化石燃料が枯渇しかねません。
 そういった事実を隠して、温暖化防止のためだと称して、二酸化炭素を排出する者から、排出量に応じたお金を取ろうなんて… どれだけ国民を馬鹿にすれば気が済むのでしょうか。

 こんな馬鹿げた議論をやっている暇があったら、今、使えるエネルギーは何でも使って、代替エネルギーの開発と、石油に依存しない農業の確立を目指すべきなのです。あと、10年か20年くらいして、地球の気候が少し寒冷化する可能性もあります。そのとき、充分に利用できるエネルギーと食糧がないと、何十億単位で人類の淘汰が起きかねないのです。
 地球の温暖化によって夏の暑さが厳しくなり、熱波で何万単位の死者が出る可能性はあると思います。でも、もし地球が寒冷化し始めたら、何十億単位で淘汰が起きる可能性があるのです。

 過去の地球の気候は、人類の二酸化炭素の排出とは無関係に変動していたのです。あと数千年もすれば、いま現在の間氷期(後氷期ともいう)が終わり、次の氷期が始まる可能性もあります。そうなれば、地球の平均気温は少なくとも5℃くらいは低下します。食糧生産が激減し、いま現在の70億人を養うことは不可能です。これは、世界人口が数億人に減らざるを得ないことを意味します。

 温暖化の脅威なんて、氷期の再来に比べたら、なんでもないと思いますが…

(by 心如)

・・・

【おまけ】

◎妻の不満
 二人の友人の会話。
「妻がなにかと俺とブルース・ウィリスを比べるんだ。まったく困ったよ。どうしたらいいんだろう?」
「それは大変だな。まあ気にするなよ。君とブルース・ウィリスは元々全然違うんだから」
「だから責められているんじゃないか!」

・・・


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shira

 私自身は温暖化もさることながら、エネルギー消費の削減が大切なんじゃないかと常々思ってます。エネルギー消費量を減らさずにCO2削減をしようとするから原子力に頼りたくなっちゃうと。CO2削減ってのはつまりはエネルギー使用削減なのであって、そうであればこその正義だと思います。
 今年もいろいろとありがとうございました。よいお年をお迎え下さい。
by shira (2011-12-31 00:10) 

心如

shiraさん、コメントを頂き有り難うございます

 こちらこそ、いろいろとお世話になりました。ご家族と楽しいお正月をお過ごし下さい m(__)m
by 心如 (2011-12-31 00:18) 

クール

本年も『なるほど!』と思う記事を何度も読ませていただいて、ありがとうございました。

よいお年をお迎えください(^O^) 
by クール (2011-12-31 11:37) 

心如

クールさん、コメントを頂き有り難うございます

 皆様にとって、来年がよい年であることをお祈りします。
by 心如 (2011-12-31 12:47) 

vitamin_b2

一年間、多くの来訪&nice!を戴き、ありがとうございました。
来年も宜しくお願いします^^
どうぞ、良いお年をお迎えください!
by vitamin_b2 (2011-12-31 14:26) 

心如

vitamin_b2さん、コメントを頂き有り難うございます
 こちらこそ、来年もよろしくお願いします。
 よいお年をお迎えください m(__)m
by 心如 (2011-12-31 15:24) 

toraneko-tora

今年はいろいろし楽しませていただき有難うございました
来年も引き続きよろしくお願いします
by toraneko-tora (2011-12-31 16:26) 

心如

toraneko-taroさん、コメントを頂き有り難うございます

 こちらこそ、よろしくお願いいたします m(__)m
by 心如 (2012-01-01 06:06) 

BERSERKHAWKWIND

ここにも書きましたが
http://natton.blog.so-net.ne.jp/2011-12-25

こういう宗教が流行ってしまった理由の一つに
昔からあった『反原発』という宗教もあった、という事を指摘しておきます。
by BERSERKHAWKWIND (2012-01-04 22:12) 

BERSERKHAWKWIND

追記

上記で元NASA(*)のRoy・Spencer氏の図を引用されていますが、これも『科学』です。

http://www.drroyspencer.com/

更にSpencer氏は、その著書の『Climate Confusion』のP162で
エネルギー問題の現時点での最善の改善策は原子力だ、と言及されています。

*今でもアラバマ大学ハントビル校との共同の気象衛星の責任者でもある
by BERSERKHAWKWIND (2012-01-04 22:48) 

心如

BERSERKHAWKWINDさん、コメントを頂き有り難うございます

 原子力がどんなに優れたエネルギーであろうと、国民の大半が、原発に依存しない社会を望んでいるのであれば、他のエネルギーを開発するのか、使用するエネルギーを減らして、もっと慎ましい生活をするのか、どちらかを選択するしかありません。

 どんなに優秀な科学者であっても、国民の望まないものを、国民に押し付けるのは無理なのです。

 反対に、温暖化防止キャンペーンのように、科学的にはどう考えてもおかしな代物でも、国民の大半がそれを支持するのであれば、論理的な説得は極めて困難なのも事実です。

 「バカは死ななきゃ治らない」と言うのも一つの真理ではないかと思わざるを得ないのです。
by 心如 (2012-01-04 23:50) 

BERSERKHAWKWIND

>国民の望まないものを
>論理的な説得は極めて困難なのも事実

そこを脱却させるための話をしているまでです。
by BERSERKHAWKWIND (2012-01-05 22:02) 

BERSERKHAWKWIND

(追記)
>国民の望まないものを、国民に押し付けるのは無理

そういう、今の心如さんの論法は

CO2温暖化に未だにこだわる阿呆らが

『国民が納得しているのだから、仕方無いでしょう』
という言い口をするのと大差ありません。
by BERSERKHAWKWIND (2012-01-05 22:56) 

心如

BERSERKHAWKWINDさん

 地球温暖化CO2主因説は、政治家と役人と科学者とマスコミが結託して、納税者を騙しているのだと私は思っています。でも、騙されている納税者が、騙されていることに気が付かない限り、どんなに貴方たちは騙されていると言っても相手にされません。

 科学的な事実なんて、その程度の値打ちでしかないのもひとつの真実なのです。
by 心如 (2012-01-07 20:52) 

BERSERKHAWKWIND

>騙されていることに気が付かない限り

それを気付かせる為に
こういう書き込みをされているのではないのですか?

でなければ、心如さんが、Mixiなどで
わざわざ温暖化宗教家ら阿呆らを相手している意味はなんなのでしょう?

>科学的な事実なんて、その程度の値打ちでしかないのもひとつの真実なのです

あちらのトピと同様
結局は、あきらめろ、と言っているだけに聞こえます。
by BERSERKHAWKWIND (2012-01-07 22:09) 

心如

BERSERKHAWKWINDさん

 貴方は、ご自分の考えに同意するように他人に強要しますが、そんな権利は誰にもないのです。

 全ての人間には、間違ったことを考えたり発言したりする自由があるのです(そもそも、何が正しいのかなんて、そう簡単には決まりませんからね)。

 私の記事を読んで、私の書いたことが間違っていると思うのは読んだ人の自由です。反対意見を書かれても、それを削除するようなことはしません。

 私がブログの記事を書くのは、私の記事を読んでも、私の書いたことを鵜呑みにしないで、自分の頭で考えてみようと思う人がいるかも知れない。その切っ掛けになりさえすれば良いなと思うからです。

 十年後に読み返したら、こんなくだらないことを書いていたのかと思うかも知れませんが、それはそれでよいと思っています。
by 心如 (2012-01-07 23:49) 

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