地震予知は出来ない!? [科学]
政府の中央防災会議・作業部会が公表した「南海トラフ巨大地震」の報告書には、
確度の高い地震の予測は困難だと書かれているそうです。
政府の地震調査委員会は、30年以内に大地震が発生する可能性が60~70%と発表しています。
30年以内に起きる可能性というのは、〔365×30年=10,950日〕なので、
約1万日くらいの間に起きる可能性があると言っていることになります。
まさに「万が一」という話なのだと思います。
いま現在の科学では、大地震がいつ起きるか予測することはできないのです。
万が一に備えることは悪くはありません。
問題なのは、予測困難なものを予測可能と言って、
膨大な研究費を浪費してきた学者先生たちの存在です。
地震は予測困難だと言ってしまえば、研究費も出ないし仕事が無いのだから、
研究すれば予測可能になると思うと言わざるを得ないのも事実なのです。
学者先生たちが言っていることは、そういう事情があると私は思います。
数百年・数千年に一度といった現象を解明するには、最低でも数万年のデータが必要ですが、科学の歴史はたかが数百年なのです。
いま現在の科学に、巨大地震の確実な予測を期待するほうが無理なのかも知れません。
(by 心如)
2013-05-31 17:02
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コメント(6)
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この種の話に対しては常に同じことを思うのですけど、地震の予測ってものを天気予報くらいの気楽さで期待している人が多いんじゃないですかね。
by shira (2013-06-01 00:47)
shiraさん、コメントを頂きありがとうございます
天気予報も昔はよく外れていたと思います。それが、毎日の予測を何十年か繰り返すうちにだんだん予測の精度が向上したのも事実だろうと思います。地震の予測の場合、短くても数百年に一度といった現象になりますから、毎日の天気予報なみに失敗を繰り返しつつ、予測の精度を向上させるとなれば、少なくとも数万年は必要になる計算ですね^^;
by 心如 (2013-06-01 03:16)
自然を相手に予知だの予測だの
あるいは予報だのと
ただ、相手は自然
それを知ろうとするのは人間の本能であって
人間のおごりでもあると思いますね
まぁ、当たるも八卦当たらぬも八卦でOKです
by 大将 (2013-06-01 19:46)
大将さん、コメントを頂きありがとうございます
当たらないのは仕方がないけど、いったい何億円使えば気が済むのかという面はあると思います。
by 心如 (2013-06-01 19:56)
問題はダメ(将来性のなさ)だと思った時に方向を変える勇気が問題ではないでしょうか 原発(もんじゅも)の将来性や疲弊しきった官僚機構の弱体かげん今の日本は大多数の意見を具体化出来ない社会そのもが問題 未来を科学で予見する事自体がどうなのでしょう 人は近年<科学>と言う新興宗教まがいのものを信じて 人の心を見失ってしまっていると思う 未来の地震がわかったって実際はただ逃げるだけにしか出来ない。それよりもいつかくる地震に日頃から備える方が実際の災害の時にどれだけ役に立つでしょう。今回の津波でも「まずは高いところへ」と逃げた人と「災害予測マップ」を信じた人が現実にはどうなったかを実証する方が数倍役に立つと思う。お金がどちらがかかるかは一目瞭然では。
by taro-u (2013-06-01 22:02)
taro-uさん、コメントを頂きありがとうございます
災害にあうときはあえばよく、死すべき時は死ねばよい。平素からそう思って暮らしておれば、余分な心配もしないで済むし、無駄なお金も使わないで済みます。いつ起きるかわからない災害を心配するより、今日という日を、周囲の人と楽しく暮らすほうが大切なのかも知れません。
by 心如 (2013-06-01 22:37)