高い高度では、CO2が増えると寒冷化するそうだ…!? [科学]
このグラフは、横軸に気温、縦軸に高度をとり、高度と気温の関係を表しています。
通常は、高度が上がるほど、気温は低下するのです。しかし、点Dから点Cのように、高度が上がると気温が上昇する場合があります。これを逆転層と言います。冬場などの良く晴れた日の夜間に、放射冷却で地表の気温が下がった場合に発生すると言われています。
この図は、過去記事のコメントで、TSUNE氏からご紹介のあった資料に載っていたグラフです。
高度12kmくらいまでは、高度が上がるほど気温は低下しています。しかし、それより高い高度では、気温は低下していません。さらに、高度20kmよりも上のほうでは、高度が上がるほど気温が高くなっています。
それと、CO2濃度が、150ppm、300ppm、600ppmの三つのグラフがありますが、高い高度では、CO2濃度が低いほど気温が高く、CO2濃度が高いほど気温が低くなっているのが読み取れます。
このグラフ自体が正しいのかどうかをここでは議論しませんが、高い高度では、CO2濃度が増加するほど寒冷化するという学説があるのは面白いと思います。
いわゆる温室効果と呼ばれる作用で、地球が温暖化するのが本当ならば、どうして20km以上の高度では、CO2濃度が増加するほど寒冷化するのでしょうか?
まさか、地表に近いところのCO2は赤外線を吸収するが、高い高度にあるCO2は赤外線を吸収しないなんて話ではないと思いますが…
このことだけを見ても、CO2が増えたら、地表から放出される赤外線を吸収する量が増えて大気が温まるのだ。なんて、単純な話ではないのだと分かると思いますが…
(by 心如)
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【おまけ】
◎激闘の理由
ある夜、道を歩いていたエヌ氏はいきなり強盗に襲われた。エヌ氏は必死になって戦ったが、強盗のほうがさすがに強かった。エヌ氏は地面に叩き付けられ、ポケットの中にあった1ドル札を盗られてしまった。強盗は言った。
「しかし、おまえさんもたった1ドルを守るために、そんなに必死に戦うこともないのにな…」
エヌ氏は言った。
「靴下の中に隠した500ドル札は絶対に守りたかったからな…」
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〔地球温暖化、気候変動、温暖化詐欺〕
そのうち氷河期が訪れたら大変ですね。
by 旅爺さん (2011-11-24 06:35)
旅爺さん、コメントを頂きありがとうございます
そうですね。いま現在の地球は、氷河時代(極地に氷床がある時代)の中の間氷期(後氷期とも)と呼ばれる、同じ氷河時代の中でも、比較的に温暖な期間にあります。あと数千年もすれば、次の氷期がくるのではないかと思われます。
いま現在の温暖化は、次の氷期の到来を遅くするものだとしたら、温暖化するほうが人類にとっては良いことだという考え方もできますね。
by 心如 (2011-11-24 07:19)