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残虐性…?? [雑感]

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 宮崎勤死刑囚(45)ら3人に対する刑の執行に抗議し、国会議員でつくる「死刑廃止を推進する議員連盟」(亀井静香会長)は17日、法務省を訪れ、死刑制度の見直しを求める鳩山邦夫法相あての申し入れ書を提出した。
 衆議院議員会館で記者会見した亀井会長は「新たに3人の命が国家権力に消された。何か国民の幸せにつながっていくものが生まれたのか」と批判。凶悪事件は減っていないとして、「(死刑制度による)抑止力がないのは明白」と主張した。
 保坂展人事務局長も「執行数が増えているのは、国際社会では異常。国連で人権を主張する資格はない」と怒りをあらわにした。 
(時事通信社)
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 宮崎勤死刑囚は確定後の2006年6月、月刊誌に手記を発表。
絞首刑の残虐性を唱え、「薬使用死刑執行の方法にしなければいけないのである」と主張していた。
 手記は母親らを通じて月刊「創」に送った同年5月2日付と16日付の手紙で、同年7月号に掲載された。宮崎死刑囚はその中で、「死刑制度と無期刑制度はともに残虐な刑罰なのであるのだ」と主張した。
 絞首刑については、「踏み板(床板)がはずれて下に落下している最中は、恐怖のどんぞこにおとしいれされるのである(人権の軽視になってしまいます)」と記載。「死刑確定囚は、職員から『きょう、あなたの刑(死刑)が執行されますよ』と告げられてから、恐怖を抱く、という残虐なめにあわせられるのである」と続けた。
(時事通信社)
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>何か国民の幸せにつながっていくものが生まれたのか

 少なくとも、殺人鬼と同じ空気を吸って生活するというおぞましい世界から解放されるのでは…

>(死刑制度による)抑止力がないのは明白

 もう起きてしまった殺人事件を抑止することは不可能です。

 それは認めざるを得ません。

 しかし、このての事件の再犯率の高さからみて、まだ起きていない再犯は確実に防止できます。

 残虐な殺人犯を死刑にすることによって、同一犯による再犯率をゼロにできるのです。

 これ以上、罪のない人の命が奪われる心配がなくなるのです。

 さらに、このような身勝手な人間を、生涯税金で養う負担もなくせるのです。


 死刑に、それ以上のことを望む必要があるのだろうか?

 などとぼやいている駄目オヤジなのですが。。。

・・・

【追記、2011年12月1日】

 いま読むと、言い難いことをはっきり書いたなと、自分でも思います。

 でも、基本的な考え方は、今でも変わってないのです。

 死刑に、殺人を抑止する力はないと言う人がいます。でも、起きていない殺人を、抑止できているのかどうかなんて、誰にもわからないのです(事件は、起きたモノの件数はカウントできますが、起きなかったモノのカウントは不可能なのは明白です)。
 もし、死刑が廃止されて、殺人事件の発生率が急激に増加すれば、死刑に殺人の抑止力があったと証明できます。でも、そのために殺された人の命は取り返しがつきません。そんな危ない実験をしようと思う人の神経が、私には理解できません。

(by 心如)

・・・

【死刑廃止、死刑存続】


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an-kazu

娘を持つ親となった今、
 あの事件はとても許せませんね。
by an-kazu (2008-06-20 05:13) 

小父蔵

an-kazuさん  コメント 有り難うございます

 仮に、自分の家族が5人目の被害者になると考えたら、
 私は死刑に反対なんてしませんが…
by 小父蔵 (2008-06-20 05:23) 

shira

 私は消極的死刑反対論者で、鳩山法相のやり方はまったく容認できんのですが、しかし小父蔵さんの死刑論の論拠、すなわち
 1 抑止力は低くて構わない。殺人をただの1件でも抑止できれば十分に価値はある(過去記事より)。
 2 同一犯による再犯は確実に抑止できる。
 3 処刑はコストの面で有利。
これらについては私もその通りだと思います。
 もちろんその上で私自身の論はあるのですが、それはいずれきちんとした形で自分のブログに書きたいと思います。
 
by shira (2008-06-20 21:30) 

小父蔵

shiraさん  コメント 有り難うございます

 仰る通り、いろんな考え方があって良いのです

 高いコストを負担して、更生の可能性をさぐるのも良いかも知れません
 ただ、大分前に、大阪で姉妹二人を殺した犯人は、人を殺す感覚をもう一度味わいたい
 たったそれだけの理由で、姉妹を殺したという事例がありました

 殺された、姉妹とその家族の立場にたって考えてみて
 最初の殺人事件で、犯人を死刑にしておいてくれたら
 と、考えることを非難できるでしょうか

 罪を犯した人間の命と、罪のない被害者の命
 命としての価値は同じという考えを容認できるかどうかが分かれ目かも知れません
by 小父蔵 (2008-06-21 14:08) 

きむたこ

いろんな見方、いろんな意見があって、難しいですね・・・。
ただワタシは、人生には取り返しのつかないコトもあるってことが、
死刑が廃止されちゃうとわかんなくなっちゃいそーで。
なくなった命は、もどってこないのに。
ゲームみたいに、リセットできないのに。
by きむたこ (2008-06-25 15:26) 

大将

小父蔵さん、こんばんわ!(^^)!
お久しぶりです!お元気そうでなによりです
by 大将 (2008-06-25 23:59) 

小父蔵

きむたこさん  コメント 有り難うございます

>人生には取り返しのつかないコトもある

 本当ですね
 人としてすべきではないことがありますよね
by 小父蔵 (2008-06-26 04:26) 

小父蔵

大将さん  コメント 有り難うございます

 お陰様で、なんとか元気にやってます
 ブログには当面書けないようないろんな事がありますが
 20年くらいしたら、笑い話になる類のものかも知れません^^;
by 小父蔵 (2008-06-26 04:29) 

風子

同感です。

宮崎死刑囚は死刑に処する意味さえない人物でしたね。
by 風子 (2008-06-26 12:21) 

小父蔵

風子さん  コメント 有り難うございます

 邪な欲望を満たすために、罪のない四人の少女の命を奪った
 なのに、自分は死にたくない
 死ぬのが怖い

 誰だって死ぬのは怖いと思います
 だからこそ、いかに生きるかを大切にしたいと思います
by 小父蔵 (2008-06-28 05:26) 

enosan

死刑廃止を言う前に犯した罪の重さを言うべきでないか。
by enosan (2008-06-28 09:21) 

小父蔵

enosanさん  コメント 有り難うございます

 死刑廃止を唱える人は、被害者の人権を無視して、加害者の人権ばかりを主張されます
 確かに死人に口なしですから、被害者の人権は無視されて当然なのかも知れません
 だからこそ、他人の命を奪ってはいけないのではないのでしょうか

 死刑は国家による殺人だから許せない。といって、加害者の命を守ろうとする論法を胡散臭く感じるのは何故でしょうか?
by 小父蔵 (2008-06-28 15:32) 

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