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「シェールガス革命」とは [エネルギー]

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http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20120425/123562/?P=1
米国も注目!「シェールガス革命」とは?
2012年4月30日
原発事故を受け、天然ガスの需要増に拍車

 日本経済新聞は4月21日付朝刊1面に新型天然ガス「シェールガス」に関する米国の企業動向を取り上げた記事を掲載しました。米化学大手ダウ・ケミカルが海外投資を見直し、米国に世界最大級のエチレン工場を造るほか、世界的エネルギー企業であるロイヤル・ダッチ・シェルや電炉による製鉄会社最大手のヌーコアも同国内に工場建設を検討中であることを伝えました。

 天然ガスは地中に天然に埋蔵される可燃性ガスのことです。石油などを精製して作るガスと区別して「天然ガス」と呼ばれます。燃焼したとき、二酸化炭素(CO2)などの温暖化ガスや大気汚染物質である窒素酸化物(NOx)などの排出量が石油より少ないのが特徴です。石油ほど産地が偏っておらず価格も割安なため、近年需要が拡大しています。さらに、東京電力福島第1原子力発電所の事故をきっかけに脱原発の動きが広がったことから、天然ガスによる火力発電の比重が高まり、天然ガスの需要増に拍車がかかっています。

 地下深くのガス田や油田などから産出する通常の天然ガスと違い、高度な採掘技術が必要なものを「非在来型天然ガス」と呼びます。その代表例が「シェールガス」です。シェールガスは泥岩の一種である頁岩(けつがん=シェール)層に含まれる天然ガスです。採掘が難しく以前は利用が進んでいませんでしたが、砂などを含む高圧の水で頁岩層に亀裂をつくって採掘する技術が確立し、生産量が飛躍的に拡大しました。2000年代に北米で本格的な商業生産が始まり、10年には米国の天然ガス生産量の23%を占めるまでになりました。

 この新型天然ガスの急速な生産拡大は世界のエネルギー事情を一変させる可能性があり「シェールガス革命」と呼ばれています。シェールガスが低価格で大量に供給されれば、原油など他のエネルギーの価格動向だけでなく、企業の生産活動にも大きな影響を与えるからです。

 米国では製造業の海外進出が進んだ結果、国内の雇用者数が20年間で3割以上も減りました。このため、オバマ政権は輸出拡大や製造業の法人税率引き下げなど、国内の雇用を増やすための政策を打ち出しました。これに加え、低コストのシェールガスが確保できるようになったことで製造業の国内回帰を促しそうです。ダウ・ケミカルはシェールガスを原料とするエチレン(プラスチック原料や合成繊維に使われる素材)の生産を米国内で本格化します。シェルはエチレン工場の建設を、ヌーコアも天然ガスを利用した鉄鋼生産をそれぞれ計画しています。こうした動きが広がれば、米国内の雇用増が期待できます。

 日本も原発事故をきっかけにエネルギー政策の見直しを迫られており、火力発電向けの天然ガス需要は今後拡大するとみられます。需要増に備え、すでに日本の大手商社が米国やカナダなどでシェールガス開発事業に相次ぎ参画しています。シェールガスの生産動向は日本企業の生産活動や政府の資源・エネルギー政策に大きな影響を与えるだけに、関連するニュースの報道も増えていますので、ぜひ注目してください。(waka)
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シェールガス.jpg


 原発に代わるのは、いまのところは天然ガス複合サイクル発電しかないと、なんども過去記事に書かせていただいております。でも、発電コストの安い天然ガス複合サイクル発電に移行すると、電力会社の利益は発電コストに一定の率で上乗せする方式なので、コストダウン→利益増とはならず、コストダウン→利益減となる。
 電力会社から献金を受けている政治家や、電力会社に天下りする役人は、発電コストの高い原発や太陽光、風力などに税金をつぎ込み、発電コストが安い天然ガスには力を入れようとしないのも事実のようです。

 日本の将来を本気で考えるのであれば、いずれ滅びるしかない原発に未練を残して悪あがきをするよりも、早急に天然ガスの安定調達を実現すべきではないかと思います。

 目先の損得しか考えない、政治家や役人、御用学者と、提灯記事しか書かないメディアのいうことを真に受けて、原発の再稼働を許してはいけないと私は思います。

(by 心如)


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コメント 4

大将

米国ではこのガスの恩恵で億万長者が増えているそうですね
by 大将 (2012-05-04 14:53) 

りくにす

確かに原発よりはずっとましかと思いますが・・・・・・
シェールガス採取時に高圧で注入される水のために周辺で地震が起こったり、水道管にガスが入って蛇口から炎が出たりしている地域もあるそうです。
注入されるのも水だけではなく、有機溶剤も入れることがあるとか。
そして被害にあうのはまたしても地方の少数の人々です。
メタンハイドレートはこれから採掘技術が確立していくでしょうが、量が非常に多いだけに一気に気化したときのことを考えると怖いです。
まったく問題が起きないものって無いみたいですね。
by りくにす (2012-05-04 19:14) 

心如

大将さん、コメントを頂きありがとうございます
 北海道でも、地下の深い部分には天然ガスが眠っているかも知れません。アラブの石油王に匹敵する、天然ガス成金が生まれる可能性も高いと思います。
by 心如 (2012-05-04 19:16) 

心如

りくにすさん、コメントを頂きありがとうございます
 地下の深いところに眠っている資源を採掘して利用するのですから、まったくなにも問題がないとは言えないのも事実のようです。
 しかし、再処理しないでも使用済み核燃料の最終処分に50年以上もかかること考えれば、天然ガスのほうが増しではないかと私は思います。
by 心如 (2012-05-04 19:19) 

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