金と見えた人が実はメッキだった!?

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2012年11月24日00時54分

「天声人語」

　損得に揺れない身の堅さはすがすがしい。戦国の昔、合戦で大手柄をたてて徳川家の最年少の部将になった成瀬正成（まさなり）に、豊臣秀吉が目をつけた。けた違いの俸禄を示して、「あの若武者をくれ」と家康に迫ったそうだ▼やむなく家康が承知をすると、正成は大泣きした。「どうしても秀吉の家臣になれというなら切腹する」。それを聞いた秀吉は「家康殿は良い家来を持たれておる。目をかけて使われよ」と言って諦めた――磯田道史（みちふみ）さんの『歴史の愉（たの）しみ方』（中公新書）から拝借した▼平成の日本も戦国なみ、まれに見る多党乱立のうちに総選挙が迫る。それだけ「脱出ボート」が多いわけで、すでに幾人もが、主に民主党から乗り移った。理を感じる離党もあるが、損か得か、保身丸見えの遁走（とんそう）も目立って情けない▼個人に限らず、第三極の離合を見ても信義や信念が軽すぎないか。群像劇として眺めれば面白いが、ＡＫＢの総選挙とは違って国の明日がかかる。信を置ける人と党の吟味はゆるがせにできない▼金（きん）と見えた人が実はメッキだったり、逆に、鉛のように思われた人がいぶし銀の光を湛（たた）えていたりする。乱立にもまれて、人も組織も地金（じがね）は出やすい。すでに化粧のはがれだした人もいるようだ▼「織田がつき、羽柴がこねし天下餅、座りしままに食うは徳川」。３年前に天下餅を食った民主党は消化不良で日本の胃もたれは深刻だ。ここは口に苦くとも、健胃をしっかり促す良薬がほしい。留飲を下げる偽薬ではなく。

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　「金と見えた人が実はメッキだった」と、引用した記事にあります。

　金と見えたといえば、鳩山元総理のことだと思います。まさに、上っ面だけの人で中味は空っぽと言わざるを得ません。親から貰った莫大な資金を使って、政権の座に就いたのはいいけど、巨額の脱税が発覚。総理大臣という立場を使って、司法の追及から逃げた。政治家として最悪の人間だと自ら証明してみせたのでは…　納税の義務すら果たさない人間に国会議員のバッジを着ける資格はないと私は思います。このたび、次の選挙には立候補しないと言ったそうですが、今度こそ、ご自分の言葉を簡単に翻さないで欲しいと思います。

　「鉛のように思われた人がいぶし銀の光を湛えていたりする。」と、いうのは誰のことを言っているのか判りません。まさか、朝日新聞は野田総理をいぶし銀だと言いたいのだろうか？　朝日新聞が、そこまで民主党政権に媚びないといけない理由が気になるところです。左派系のメディアとしては、安倍自民党の右傾化を叩いて、左派系の民主党を擁護したいというだけの話かも知れませんが…

　それにしても、いま現在の日本の状況を、「消化不良の胃もたれ」と言ってのけるとは、見立て違いにもほどがあろうかと思います。国民は、民主党のマニフェストという超豪華メニューが格安で食べられると期待し、いざ注文してみたら中味はすかすかなのに消費税率の引き上げというぼったくりにあったのです。胃もたれどころか空腹で苛立っているのかも知れないのです。

（by　心如） 

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　有権者の、見ざる、聞かざる、言わざるという態度が、アホな政治家の温床なのです。国民の血税が、何に使われているのか、どうしてそういう使われ方をするのか、もっとよい使い方はないのか。有権者が、政治家の言動をしっかり見聞きし、よく考えて投票すべきだと思います。

タグ：選挙

コメント 4

そのうち、メッキも剥がれたりしてね
by silverag (2012-11-25 17:00) 

silveragさん、コメントを頂きありがとうございます
　ハードクロームメッキなら、簡単には剥げないと思いますが、やわなメッキはすぐに剥げそうですね。
by 心如 (2012-11-25 18:48) 

「真実」を見極める「心の目」が濁ってしまったのですね
その裏にあるものは　お金がないと生きて行けないと
幻想させる今の日本社会にあるのでは？
いつからか　エコノミックアニマルになって　目先の現金
に安心を求める　人間になってしまった


by taro-u (2012-11-26 11:45) 

taro-uさん、コメントを頂きありがとうございます
　生きていくためには、お金はないよりはあったほうが良いです。でも、親から毎月法外なお小遣いをもらっておいて、その事実すら知らなかったなんて、そんなぼんくらにはなりたくないものですが…
by 心如 (2012-11-26 19:06)