作られた温暖化人為説 [気候変動]
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拠りどころを失った温暖化対策法案
IPCC崩壊 それでも25%を掲げ続けるのか
2010年04月01日(Thu) 伊藤公紀
作られた温暖化人為説
このようにして、IPCCの中立性と権威は失われた。しかし、急に失われたのではない。第3次報告書の時点で既に危うかった。この報告書の目玉は、20世紀後半の気温上昇が異常であることを示した「ホッケースティック(HS)曲線」(下図B)だった。これは、事実上捏造に近かった。
米国M・マンのHS曲線は、複数の誤りから生じた。第3次報告書に取り上げられた初期(99年)のHS曲線は、不適当な樹木年輪データと、数学的ミスの産物であることが分かっている。その後、08年に出た最新バージョンのHS曲線では、重要なデータの温度が高低を逆にされたために20世紀の気温急上昇が生まれた。なぜここまで無理を重ねたのか。疑惑を抱かれても仕方ないだろう。
過去・現在の気温変化についての科学的知見は次のような変遷をたどっている。IPCC第1次報告書の図(下図A)は、過去気候研究の第一人者であるH・ラムが著書に載せた「推定気温」が採録されたものとみられる。これは気温データのない過去について、古文書の記述から気温を推測したもので、イギリスでワインが作られた中世温暖期と、テームズ川が凍った小氷河期を見ることができる。
その後、世界各地で採取された樹木の年輪試料や、グリーンランド等で採取された氷床コア試料の分析が進み、温度計がなかった時代の気温の代替値が報告されるようになった。これをまとめて、地球平均気温を算出したのがHS曲線のM・マンである。多代替指標法という彼の発想は良かった。しかしデータ処理の間違いで20世紀の気温急上昇という誤った結果を生んだ。
第4次報告書では、HS曲線は他の曲線群に埋もれている(前頁の図C)。そして、中世温暖期・小氷河期がはっきり分かるデータも目立つ。最新の技術を使って報告された気温の代表的なデータ(前頁の図D)でも、中世温暖期・小氷河期は明確である。そして、20世紀の気温が特に異常ということはない。もちろん、これが最終というわけではないが、気候科学はHS曲線の呪縛から逃れつつあるのではないだろうか。
しかし呪縛はまだある。それはここ数十年の温度計実測による「地球平均気温」である。まず、データ自身が怪しい。10年で0.1℃の変化を検出するなどという高度な測定には、厳密な管理が必要だが、実態はお粗末極まりないことが分かっている。例えば、全米で1200箇所ある気温測定サイトでは、大半の温度計が駐車場や建物の傍らに置かれ、温暖化の傾向が強く出てしまっている。
しかも環境政策的には、このような平均値にはあまり意味がない。むしろ、地域・局所における大きな気候変動に対処しなければならない。例えば、今年の冬は北半球で大量の降雪があり、フロリダでは海獣のマナティが凍死したと報道されたが、衛星で測定されている地球平均気温はむしろ高めだった。CO2を減らせばこのような気候変動が減ると思っている人もあると思うが、決して減らない。それは、自然変動が大きく、また地域・局所ではCO2以外の人為的要因の影響が大きいからだ。
自然変動としては、太陽・海・雲の変動が重要だが、よく分かっていない。前図の気温変動は太陽活動の変動とよく対応しているが、その原因は不明である。筆者は、太陽から飛来する磁場と北半球の気候を支配する北極振動との関係に注目している。
人為的要因としては、地球規模の影響が分かってきたスス(着色エアロゾル)が重要である。インド・中国等での低質燃料の使用が原因となって発生するススは、大気循環に乗って近隣のヒマラヤはもちろん、北極域まで達する。降着したススは太陽光を吸って氷を融かす。北極域で最近観測されている2℃程度の気温上昇のうち、6割がススのためという報告もあるくらいだ。ちなみに、北極海の氷が激減した大きな理由は、風で吹き流されたことらしく、最近は回復しつつある。この他にも、土地利用や窒素化合物による富栄養化なども重要と言われている。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/843?page=3
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/843?page=4
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図Aの気温の変化は、過去の文献を調べて作成したものであり、それなりに妥当なものだと思います。
でも、図Aが正しいとすると、地球の気候変動は自然変動が一番大きな要因であって、人為的な二酸化炭素の排出はあまり関係がないという結論になってしまいます。
そこで、図Bのホッケースティック(HS)曲線と呼ばれるグラフが前面に出され、人為的な二酸化炭素の排出が近年の気候変動の主因である。よって、人為的な二酸化炭素の排出を削減しなければならないという話が流布されたのです。
でも、最新の海底コアを採集した調査によって書かれたグラフが図Dで、やっぱり図Aに近い気候変動が過去の地球であったのではないかと言われているのです。
この四つの図を見比べてみれば、IPCCが人為的な二酸化炭素の排出を温暖化の主因と推定し、二酸化炭素排出削減を各国に押し付けるために画策したのは事実と言わざるを得ません。
それが、二酸化炭素の排出権取引や原子力発電の推進を望む勢力にとって都合が良かったのだと思います。
人為的地球温暖化説は、科学史上最大・最悪のスキャンダルと言わざるを得ないと私は思います。
東大をはじめとする気候学の権威たちは、「曲学阿政」の徒に堕ちてしまったのです。
科学者が政治と手を結んで利権漁りをするなんて、学問の自殺行為だと言わざるを得ません。
(by 心如)
【追記】
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http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPKBN0KI0RP20150109
米国で記録的寒波、動物園ではペンギンが屋内退避も
2015年 01月 9日 18:46 JST
[8日 ロイター] - 米東部と中西部を記録的な寒波が襲い、8日は各地で交通障害や学校の休校などの事態が発生している。ホームレスの保護施設は満杯となり、動物園ではペンギンが屋内に退避させられているという。
米国立気象局(NWS)の気象学者ダン・ピーターセン氏によると、ニューヨーク州ウォータータウン付近では積雪1メートルが予想されているほか、サウスダコタ州では積もった雪が風にあおられて地吹雪状態となり運転が危険な状況。南部のフロリダ州ジャクソンビルでもにわか雪が観測されている。
メーン州ポートランドからイリノイ州シカゴに至るまでの地域では、スクールバスの燃料系統が凍結して学校が休校となった。ワシントンDCでは寒さで鉄道の線路にひびが入り通勤通学に遅延が生じている。
航空情報サイトによると、航空便1937便が遅延、515便が欠航した。
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記録的な寒波が北米を襲っているようです。
アホな気候学者は、地球温暖化の影響で寒波が発生していると言うかもね。、、
寒い年もあれば温暖な年もありますが、どちらかと言うと温暖なほうが有り難いと私は思います。
研究資金を出している国が、科学者を利用するのは仕方がないのかも知れません。だからといって、科学者が政治を利用するのは、学問の自由を放棄する自殺行為ではないかと私は思いますが。、、
by 心如 (2013-11-17 11:37)
修復できなくなってからでは遅い~~
全ての人が考えないといけませんね。
by 侘び助 (2013-11-17 13:27)
侘び助さん、コメントを頂きありがとうございます
地球の気候変動は自然現象だというのに、どうやって修復するというのでしょうか?
人間の都合で、気候をコントロールするのは良くないと思いますが。、、
by 心如 (2013-11-17 13:50)
すでに地球にとって人は育むモノではなく
所詮は寄生するモノ
いくら人が偉そうな事を言っても戯言です
by 大将 (2013-11-17 19:56)
大将さん、コメントを頂きありがとうございます
人為的な二酸化炭素の排出よりも、中国やインドが使用した質の悪い燃料によって発生した煤のほうが問題だというのが事実であれば、いま現在の温暖化をとめるために日本が出来ることは、中国製品を買わないことだとなりますが。、、
by 心如 (2013-11-17 22:55)
私は温暖化(次第に地球全体の温度が上がること)はないのではと思っています。それよりも気になるのは地上に降り注ぐ日の光が強くなっていることです。小さい頃の(50年前)冬の日の日向ぼっこのあのやわらかい日差しが、今はないことです。オゾン層の破壊によって太陽光が直接地上に届き、近年は真冬でもその熱線によって日向ぼっこどころではなくなっています。2月頃でも晴れた日には気温が上がることは体感できると思います。科学者は過去のデータを解析することによって理論を展開しますが、まったく新たな事態にはデータの蓄積がない為それが出来ません。本の題名のように「バカの壁」に阻まれ先を読むことが出来ないのです。これが「科学信仰」の落とし穴だと思います。
by taro-u (2013-11-19 07:28)
taro-uさん、コメントを頂きありがとうございます
何千年、何万年という長い期間でみれば、地球の気候が少しずつ変動しているのは事実だと思います。
でも、それは人為的な二酸化炭素の排出とはあまり関係ないのではないかと思います。二酸化炭素を悪者にしたい理由はやっぱり原発ではないかと思います。
by 心如 (2013-11-19 22:46)