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バカには任せられない!! [雑感]

http://xyzan.blog.so-net.ne.jp/2011-06-10より転載〕

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http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-21611220110609
中国のCO2排出量、2010年は全世界の4分の1に=BP調査
2011年 06月 9日 10:35 JST

【2010年夏 北京】
北京.jpg

 [ロンドン 8日 ロイター] 英BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)が8日発表したデータによると、2010年は中国の二酸化炭素(CO2)排出量が前年比10.4%増加した。世界全体の排出量も、過去40年以上で最大の増加幅を示した。
 BPは、世界エネルギーに関する年次統計で「(昨年は)すべてのエネルギーが大きく伸びた。化石燃料の伸びを見ると、世界のCO2排出量が1969年以来最大となったことが示された」と述べた。

 国連では、京都議定書の期限が切れる2012年までに、法的拘束力のある排出規制や気候変動対策での合意を目指して協議が行われているが、合意が成立する公算は小さいとみられている。

 BPによると、昨年の世界のCO2排出量は5.8%増の331億6000万トン。各国が相次いで景気後退(リセッション)から回復していることが背景。このうち中国の排出量は第1位で、全体の約4分の1に当たる83億3000万トンだった。

 排出量第2位は米国で、4.1%増の61億4000万トンだった。

 一方、国際エネルギー機関(IEA)は先月、2010年の世界のCO2排出量は5.9%増の306億トンとの推定を発表した。石炭への依存度が高い新興国経済の拡大が排出量を押し上げた。
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 英BPの発表したデータを整理します。

 1. 2010年の世界の二酸化炭素排出量は、前年対比5.8%増の331億6000万トンだったようです。
 2. 第一位の中国は、前年対比10.4%増、世界全体の四分の一にあたる83億3000万トンを排出したとのことです。
 3. 第二位の米国は、前年対比4.1%増、61億4000万トンを排出したそうです。
 4. 中国と米国の二国が排出した二酸化炭素は、144億7000万トンで、世界全体の43.6%を占めています。

 どこかのバカな総理大臣が、地球温暖化防止のために、2020年までに、1990年対比で25%の二酸化炭素排出量を削減すると、世界に公約しました。
 しかし、日本の二酸化炭素排出量は、世界全体の約4%でしかありません。これを10年かけて半減させても、世界全体の二酸化炭素排出量は約2%しか減少しません。これは、中国が一年間で増やした排出量にしかならないのです。
 この事実を見れば、たとえ大気中の二酸化炭素濃度の増加が、地球の気候にいくらか影響しているとしても(私見によれば、巷で言われている効果の十分の一程度だと思いますが…)、日本の二酸化炭素排出量を削減しても、地球温暖化を防止できないことは明白です。温暖化防止が可能と信じている人がいたら、「あんたはバカだ」と言われても仕方がないと思います。

 日本の二酸化炭素排出量を減らすと、日本の産業は弱体化せざるを得ません。

 それを歓迎するのは、欧米と中国なのです。

 こんな簡単なことも理解できない政治家は、日本の国益を損ないます。できるだけ早く、議員バッジを外して頂きたいと私は思っています。

(by 心如)

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中国とインドの経済発展の衝撃

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