死にかかわる名言 [雑感]
―――――
「人はだれでも、おのれひとりの生涯をひとりで生き、おのれひとりの死をひとりで死ぬものである」(J・P・ヤコブセン)
「死が老人にだけ訪れると考えるのは、思い違いというものだ。死は最初からそこにある」(ヘルマン・ファイフェル)
「裸で生まれてきたんですもん、裸で死んだらいいんじゃない?」(高峰秀子)
「死ぬなら楽に死ぬ。苦しむなら癒る。どっちかにしてもらいたい。苦しんだ上に死ぬなんぞは理屈に合わぬ」(伊丹十三)
「死は本人にとっては地獄だが、なかなか死なないのは他人にとって地獄だ」(山田風太郎)
「ごく近い将来、死ぬ権利は死ぬ義務になるだろう」(シシリー・ソンダース)
「雨の日曜の午後、何をするかにも困る何百万という人々が、不死を求めている!」(スーザン・アーツ)
「他の人の葬式に出ておいてやらないと、彼らも君の葬式に来てくれんぞ!」(クラレンス・シェパード・デイ)
「災難にあふ時節には災難にあふがよく候。死ぬる時節には死ぬがよく候。これはこれ災難をのがるる妙法にて候」(良寛)
「私は人生を愛したので、死ぬことを悲しまない」(アメリア・バー)
「僕が死を考えるのは、死ぬためじゃない。生きるためなのだ」(アンドレ・マルロー)
「どのように死ぬか、いつ死ぬかを選択することは誰にもできない。どう生きるか、これだけは決められる。今ここで」(ジョーン・バエズ)
>「どのように死ぬか、いつ死ぬかを選択することは誰にもできない。どう生きるか、これだけは決められる。今ここで」(ジョーン・バエズ)
ジョーン・バエズというアメリカのフォークシンガーは、自殺というものを知らないのだろうか?
どのように死ぬか、いつ死ぬかは私でも選べます。
でも、どう生きるかは、なかなか本人の思い通りにはならないと思います。
どう生きるかを自分で決められるのは、よほどの才能の持ち主か、よほどの資産家だと思うのですが…
(by 心如)
・・・
【おまけ】
◎ラジオ・エレヴァン
問い:給料とは?
答え:生理と同じ。一ヵ月待っても三日でなくなる。
・・・
SIGHTの最新刊に載っていた記事の一つに、人は誰もが死ぬのだから、誰もがどうやって死に向かうか=どのように人生をたたんでいくのかを考えねばならない。とすれば、成長神話というのは不死の思想ではないのかというのがありました。
生というのは、死を意識してこそ有意義になるものです。
by shira (2011-12-15 21:49)
shiraさん、コメントを頂きありがとうございます
死を意識するのは悪くないと思います。でも、どう死ぬかよりも、今日をどう生き延びるか、そういう切実な生き方をしている人もいるのです。そういう綱渡りのような生き方を、自ら望む人は誰もいないのですが…
by 心如 (2011-12-15 22:06)