それは詭弁だ! [雑感]
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http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_date2&k=2012110900726
国の借金983兆円=国民1人771万円-9月末
財務省は9日、国債や借入金などの残高を合計した「国の借金」が9月末現在で983兆2950億円に膨らんだと発表した。前回公表の6月末に比べ7兆1098億円増え、過去最大を更新し続けている。10月1日時点の推計人口(1億2753万人)で割ると、国民1人当たり771万円の借金を背負っている計算になる。
国の借金は2012年度末に、1000兆円を突破する見通し。これは、円売り介入の際に発行する外国為替資金証券を195兆円の限度枠まで発行する前提になっている。
バブル崩壊後の長引く景気低迷で税収が減少する一方、高齢化で増加している社会保障費や東日本大震災からの復興費を賄うために国債を発行しており、国の借金は膨張に歯止めがかからない状況だ。
内訳は、財投債などを含めた国債全体が803兆7428億円となり、初めて800兆円を超えた。借入金は54兆1853億円、政府短期証券は125兆3669億円だった。
(2012/11/09-17:26)
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こういう報道があると必ず出てくるのが、
「国の借金は、政府の借金であって国民の借金ではない」と言う御仁です。
確かに借金を作ったのは政治家や役人であり、国民が直接借りたお金ではありません。
名目上は政府の借金であって、国民の借金ではないというのは事実かも知れません。
でも、その借金を返済するのは誰なのか、落ち着いて考えてみて欲しいと思います。
…
借金を作った政治家や役人が、責任を持って返済してくれるのであれば何の問題もありません。
なぜ、政府はこのような巨額の借金をすることが可能なのでしょうか?
それは、政府の徴税権(国民から税金を集める権限)が担保されているからなのです。
つまり、政府の借金を返済するのは、政府の収入=税収なのです。国民は、政府の借金の連帯保証人なのです。政府に返済能力がない以上、国民が政府に代わって借金の返済をしなくてはならないのは議論するまでもありません。
名目上は、国の借金は政府の借金であって国民の借金ではないと言えます。でも、実質的にその借金を返済するのは国民なのです。そういう意味で、国の借金は実質的には国民の借金だと言わざるを得ないと私は思います。
通貨の切り下げを行えば、名目上の借金も減るから大丈夫という人もいますが、それって、国民の金融資産もチャラにするということなのだと解っているのかと言いたい。
(by 心如)
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先日、門司の平山観音に、妻や義母とお参りに行きました。境内に入るといきなり現れた子猫が私の足に… ちょっとびっくりしましたが、可愛い子猫に癒されました ^^;
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