金融緩和で経済成長にはならない!? [雑感]
──────
http://www.nikkei.com/money/column/moneyblog.aspx?g=DGXNMSFK0602E_06122012000000
「大胆な金融緩和」があなたの現預金を脅かす
コモンズ投信会長 渋沢健氏
2012/12/13 7:00
衆院選後の新政権発足に向けた「デフレ脱却のための大胆な金融緩和」という掛け声で、為替が円安に転じ株価が上昇した。しかし、「大胆な金融緩和」の意味とは何か。政府の都合によって中央銀行の独立性が弱められてしまったら、健全な金融政策へのガバナンスは果たして利くのだろうか。
12月初旬にワシントンで参加した国際会議で、先進国の財政問題のセッションのときに「過剰な金融緩和によって政府の財政規律が成り立たなくなる弊害があるのではないか」と会場から問いかけがあった。確かにそうだ。仮に、政府が発行する債務を中央銀行が無制限に引き受けることになれば、財政規律が働くわけがない。
この会議のディスカッションで浮かび上がってきた世界の先進国の共通点は、政府・民間のレバレッジ(借り入れ)が高水準のままでは、金融政策頼みの経済成長は期待できないという構造問題だった。お金の量を増やす「マネーゲーム」だけでは価値創造につながらず、価値創造がなければ需要は生じず、需要が生じなければ経済成長がないということになる。
(以下略)
──────
金融緩和とか財政出動で一時的に景気をよくすることはできるかもしれません。
でも、お札をいくら沢山発行しても、そのお札を使う用途がなければ景気はよくなりません。
通貨は、経済的な取引の道具です。なんらかの経済上の取引があれば、支払いの手段として使われますが、取引がなければ使われません。
通貨の発行量が少なくなっているのは、日本の経済活動が縮小しているからなのです。
通貨の発行量が少ないから、日本の経済活動が縮小したのではないのです。
よって、どんどんお札を印刷して通貨の発行量を増やせば、日本の景気がよくなるなんてことはあり得ないのです。
私の住む山口4区の候補が、お札をじゃんじゃん刷って、通貨の発行量を増やせば、日本の経済が成長すると言ったとか…
そんな子ども騙しの議論しかできない阿呆が有力候補だなんて、投票に行く気が起きません。
(by 心如)
コメント 0