SSブログ

何が秘密かも秘密…!? [雑感]

──────
http://mainichi.jp/opinion/news/20131113k0000m070127000c.html

余録:たとえば銀行がつぶれるとのデマが…
毎日新聞 2013年11月13日 00時07分

 たとえば銀行がつぶれるとのデマが流れ、取り付け騒ぎが起きて本当に破綻した。このような現象を「予言の自己成就(じこじょうじゅ)」と呼んだのが米国の社会学者マートンである。現実は人々がそれをどう意味づけるかで様相を変えてしまうのである▲そのマートンは役人にありがちな形式主義や杓子定規(しゃくしじょうぎ)を「官僚制の逆機能(ぎゃくきのう)」として考察したことでも知られる。役所の効率的な仕事に規律は欠かせないが、その手段としての規律がやがて役人にとって目的へと変わってしまう。そこに度しがたい官僚主義が生まれる▲この「逆機能」の一つに挙げられるのが役人の秘密主義である。こちらも行政の手段としての情報管理が自らの権限と権威を裏付ける聖なる目的に変わっていくからだろう。ではそこに「秘密」を正当化する法を与えればどうなるか。「秘密」の増殖は避けられまい▲さて行政が特定秘密の指定を一手に行える特定秘密保護法案である。防衛、外務両省では閣僚が責任者だが、警察庁や公安調査庁は長官の判断で指定・更新できる。これに対し国民の代表たる国会も、法と人権のとりでたる裁判所も秘密の妥当性をチェックできない▲もともと外国と共有する情報の保護が法案の大義名分だが、その実「特定」の範囲は際限なく広げられる内容である。すでに手段と目的の転倒は法案作成から始まっていたらしい。そもそも行政任せの秘密指定の危険やその歯止めが周到に検討された形跡がないのだ▲何が秘密かも秘密という未来の見通しは、実際の秘密の増殖や違反の摘発よりも先に表現や言論の自由を萎縮(いしゅく)させよう。「秘密の自己成就」というべきか。
──────
20131113.jpg

 何を秘密にしているのかも秘密だとしたら…

 秘密を守れと言われても、何が秘密なのか分からないのだら守りようがありません。

 政府や地方自治体が、主権者である国民に対して秘密にすべきものがあることも不思議です。

 国民に知られたら困るような秘密があること自体に問題があると私は思うのですが。、、

(by 心如)


タグ:法律
nice!(14)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 14

コメント 2

大将

役人にとって全てが隠したい事
詐欺集団なのですから
by 大将 (2013-11-13 09:08) 

心如

大将さん、コメントを頂きありがとうございます
 そうかも知れませんね。なぜ1000兆円を超える借金があるのか。いったい何に使ったのかと聞きたいところですが。、、
by 心如 (2013-11-13 12:24) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。