拾いモノ [気候変動]
http://d.hatena.ne.jp/nytola/20100708/
『Climategate、IPCC-Gate後の世界』
というブログで、下記のコメントを見つけました。
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月・ライト 2010/07/19 00:05
ド素人さんなどへ
ダイオキシンの排出権、水銀の海への垂れ流し(排出)権、
の取り引き。がおかしいと感じる感性があれば、CO2の
排出権の取り引きときいただけでウソと分かるでしょう?
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月・ライト 2010/07/19 00:23
P.S. 国民をダマし続けている国が財政破綻する
のは当然でしょう。
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確かに、二酸化炭素の排出が原因で、
子供や孫の世代が大変なことになるというのが本当だとしたら、
排出量取引なんてやっている場合ではないはずですよね。
ましてや、税金(炭素税or環境税)さえ払えば、好きなだけ排出できるなんて…
どう考えても、地球温暖化詐欺と言われても仕方がないと思いますが…
(by 小父蔵)
地球温暖化を見つめ直す 不完全性の認識が必要 [気候変動]
5.11資料ページ 伊藤公紀 Kiminori itoh より
http://www.jser.gr.jp/activity/e-mail/2009.3/3gw5-11.pdf
〔環境新聞2008年4月23日〕地球温暖化を見つめ直す ⑦
不完全性の認識が必要 (京都大学名誉教授・元日本気象学会理事長 廣田 勇 氏 〈上〉)
【100年後の予測など検証不可能】
まず前提として、環境という言葉には、二つの意味がある。客観的な周辺条件としての環境と、人間なり、ある生命体にとって都合の善しあしという、価値観を伴なった環境だ。この二つを混同せずきちんと区別して議論しないといけない。
科学では、ある理論に基づく推測をして、それを検証するため観測で確かめることはよく行われている。そういう、役に立つということとは別次元での科学の分野での予測と、人の役に立つことが前提になる天気予報や、あるいはCO2など温室効果ガスの増加を織り込んだ数十年後、一〇〇年後の気候変動の予測とは、意味が違う。
ここで、気候予測の正当性の検証が必要になってくる。天気予報は幸い、毎日検証されている。だからそれなりに信用もされ、精度も上がっている。
【計算結果の最大値だけを大きく報道】
ところが、一〇〇年後の温度の予測などは、現在では検証が不可能だ。科学の場合には、検証ができないことの予測には科学的な意義はない。毎日の天気予報でさえ、せいぜい八〇%の的中率だ。
現在、数値モデルを使った気候予測が盛んに行われているが、研究の歴史が浅いし、不完全な問題点が多々残されている。この不完全性の認識は絶対に必要だ。
良心的な研究者はそれを承知しているが、そこから外部に出て来る情報に関しては、往々にしてその認識が抜け落ちている。対外的に発信される情報については、おのずと責任が伴なう。そういう自律性が必ずしも伴なっていない場合が多い。
また報道のあり方にしても、気候予測の計算結果の最大値だけを大きく報道するなど、一部のことがらのみを強調するような伝え方も目立つ。(談)
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ひろた・いさむ 一九六六年東京大学理学系大学院博士課程修了。米国大気科学研究センター客員研究員、気象研究所主任研究官、オックスフォード大学客員研究員、京都大学大学院理学研究科教授などを歴任。地球規模の大気の流れで気象を見る「グローバル循環」の考え方を提唱。
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京都大学名誉教授で、元日本気象学会理事長である廣田勇氏の談話です
・100年後の予測など検証不可能
・計算結果の最大値だけを大きく報道
・科学の場合には、検証ができないことの予測には科学的な意義はない
・数値モデルを使った気候予測が盛んに行われているが、研究の歴史が浅いし、不完全な問題点が多々残されている
・良心的な研究者はそれを承知しているが、そこから外部に出て来る情報に関しては、往々にしてその認識が抜け落ちている
2008年4月23日、環境新聞に掲載された記事とのことですが…、こういう大切なことは、NHKなどもとり上げて、もっと広く報道されないといけないと思いますが。。。。
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